第68回あつぎ鮎まつり大花火大会に行ってきた! 屋台のレポート編

厚木ビール in 中央公園 イベント
厚木ビール in 中央公園

毎年8月に本厚木の街を舞台として行われる祭が、あつぎ鮎まつりだ。今年は8月2日(土)・8月3日(日)という日程で鮎まつりが行われたが、花火大会のあった土曜日に参加してきたので、レポートなど書こうと思う。今回はその前編。

あつぎ鮎まつりとは

レポートのその前に。そもそも鮎まつりという祭について、今始めて名前を聞いたという人にとっては、この祭の規模というものを想像しにくいだろう。きっとのどかな川沿いを舞台とした、鮎のつかみ取りなどをメインにしたこぢんまりとした祭、そのようなイメージが浮かぶはずだ。
ところが、実際は厚木市で最大の祭であるのみならず、神奈川県央においても最大規模の夏祭りで、この祭の1日目に行われる花火大会では1万発の花火が打ち上げられる。そして、それを目当てに神奈川県中から沢山の人が集まってくる。まあ、鮎のつかみ取りも実際あるので、花火以外についてはのどかな祭であるということについては否定できないけれど(笑)。

厚木中央公園では期間中イベントが

花火以外のステージイベントなどは、おなじみの厚木中央公園で主に行われる。また、フードバトルでそうであったように、中央公園にはグルメの屋台が沢山集結する。ただし、神奈川のB級グルメフェスというわけでもなく、B-1グランプリというわけでもないため、出店者は厚木市内の店舗が主だ。ただ、それで出店者の陣容が劣るのかといえば、決してそんなことはない。

中央公園ステージ 結構盛り上がる

中央公園ステージ 結構盛り上がる

街中いたるところに屋台が

むしろ、鮎まつりの屋台は厚木の飲食店の見本市の様相があって面白いのである。普段気になっていたけれど敷居を跨いだことのない店。そんな店も屋台をだして、手頃な価格の料理を提供している。中央公園だけでなく、一番街やアミュー前などいたるところで屋台が展開される。本厚木の街による、本厚木自身を紹介する祭と捉えても良いかもしれない。
それでは、鮎まつりで気になった屋台などを紹介しよう。

厚木市の地ビール会社3社が出店!

これまで本厚木で行われたフードバトル系のイベントで物足りないと感じていたのは、厚木市に3社ある地ビール会社の参加がまちまちであったところだ。本厚木で祭があると、サンクトガーレンは基本的にどこかしらに出店していたりするのだが、その他のさがみビール、厚木ビールは参加していない場合が多い。思い返せば2010年に行われたB-1グランプリin厚木では、3社の参加があり豪華だった。
今回の鮎まつりでは、厚木中央公園内で3社の屋台が、そしてアミューあつぎ前ではさがみビールと厚木ビールの屋台が出ており、しっかりとアピールをしていたようだ。

さがみビール屋台 in 中央公園

さがみビール屋台 in 中央公園

たしかこれはケルシュ

たしかこれはケルシュ

さがみビールは上面発酵ビールしか作っていない珍しいブルワー。蔵が厚木市七沢にあって、直営レストランセルバジーナで作りたてのビールを提供している。ただ、七沢まで出るのは面倒なので(ビール目当てだと車の運転もできないし)、このようなイベントに出店していると有り難いのだ。

全て上面発酵のビール

盛升という日本酒の蔵でもあるので、冷酒も提供していた。

厚木ビール in 中央公園

厚木ビール in 中央公園

厚木ビール バイツェン

厚木ビール バイツェン

厚木ビール フランボワーズ

厚木ビール フランボワーズ

厚木ビールのバイツェンは、バイツェンが苦手というブルワーさんが作ったバイツェンだそうで、言われなければバイツェンだと思わないという感想。少し炭酸強めのエールというような。フランボワーズはぐいぐい飲めて面白い。とにかく引っかからずに飲めるという印象。
厚木ビールも市内のレストランランビックという所で飲めるけれど、本厚木から近くも遠くもない場所という印象なので、やはりイベント参加は有り難い。

スタンダードなラガー
エール系ならホワイトエール

中央公園のサンクトガーレンは、写真を撮り忘れたけれど、名物社長が切り盛りしていた。サンクトガーレンの場合は固定ファンが強いという印象があって、ブースを挟んでスタッフと客が談笑&乾杯という光景も見られた。以前紹介した大磯市、茅ヶ崎市の湘南祭など、近辺のイベントにはわりと積極的に参加している。

この時期の主力はパイナップルエール
湘南ゴールド・パイナップルエールを含む飲み比べセット

本厚木の至る所で見た、印度料理屋ニールガガンの屋台

鮎まつりの屋台の中に、エスニック系の屋台というものは結構多かった。その中でも目立っていたのが、印度料理屋のニールガガンという店の屋台。街中いたるところに出店していた。お値段もスパイシーなチキンが200円からと、お試し価格を地で行っている。
中央公園にも出店していたので、そちらで試しに2種類程を買ってみた。

ニールガガン 厚木中央公園の屋台

ニールガガン 厚木中央公園の屋台

ケバブを生地で挟んだもの

ケバブを生地で挟んだもの

パスタにスパイスチキンという不思議なモノ

パスタにスパイスチキンという不思議なモノ

アレンジ料理でも、スパイシーな香りが感じられて異国感満載。印度料理なのかはちょっと怪しいけど(笑)。

世界No.1 Pizza サルヴァトーレクオモ

本厚木一番街通りにはフランチャイズ店中心の屋台が沢山出ていたのだけれど、以前から気になっていたサルヴァトーレクオモの、”世界No.1 Pizza”を堂々と掲げたチープな屋台が気になったのでトライしてみた。ピザはホットプレートで加温。調理過程があまり美味しそうに見えない割に、頼んだマルゲリータはなかなか楽しめた。トマトとバジルの香りがしっかりしていて、生地も小麦の甘い香りがある。是非焼きたてを食べてみたい。

左に見切れているサルヴァトーレクオモ

左に見切れているサルヴァトーレクオモ

見た目より楽しめた

見た目より楽しめた

本厚木の本格派ピザフランチャイズというと、アミューあつぎ地下にできたナポリス本厚木ミロードイーストにできたセンプレピッツァなどライバルが増えて大変そうだ。

その他、厚木名物の屋台

厚木中央公園では、鮎まつりの主旨に違わず鮎の塩焼きを提供している屋台もあった。

むしろ鮎はあまり見なかったけど

むしろ鮎はあまり見なかったけど

厚木名物のとん漬けをその場で焼いて提供している屋台も。ただし、とん漬けは基本的に高いので、200円で焼いて小さくなってしまった1切れ2切れといった提供の仕方であった。写真も撮ったけれど、あまりに悲しくなってくるので(笑)。

あつぎ鮎まつりこそフードの祭典をかたって良いだろう。フードバトルとは異なり、会場が中央公園に限られない街中であるところも好印象であった。

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