海老名ビナウォーク ながた(旧店名虎節)

ながたの背脂系ラーメン グルメ
ながたの背脂系ラーメン

海老名ビナウォークのらーめん処に、ながたという店名の背脂チャッチャ系ラーメンの店舗が新しくオープンしたという話を聞いた。らーめん処の面子も清勝丸を筆頭としてマンネリ感が出てきたところに、今までに無かった背脂系の登場は朗報だ。出店者間の競争が復活して、らーめん処のレベルもさらに向上してくれるんじゃないかと期待もできよう。ということで、早速足を運んできた。

虎節からの改名 ゆえに虎次郎は健在

ながたが出店している場所は、以前虎節という二郎インスパイア系ラーメンの店舗があったところである。虎節のメインを張っていたのは虎次郎というメニューで、これは二郎的な盛りでありながらちゃんと飲み干せる豚骨魚介系のスープが特徴だった。虎節については、消費税導入前に駆け込みで値上げを行ったのに、導入後しれっと「当店は消費税導入でも価格に転嫁しません!」的な文句を書いており、その営業姿勢に疑問を感じて以来足が遠のいていた。それにしても虎節、味だけは評価していたのに…と多少ガックリしながらながたの店先に立つ。すると、メニューの中にしっかりと虎次郎ラーメンの文字と写真がある!

ながたの外観 虎次郎は健在

ながたの外観 虎次郎は健在

店内に入ると、新店らしき目新しさは全く無く、旧店舗と同じ店内レイアウトだ。それどころか、店内の貼り紙等に一部虎節時代そのままのものがある。つまり、虎節がながたに改名して、メインとして推すラーメンを二郎系の虎次郎から背脂系に変更した、というのが真相のようだ。

ながたの背脂系ラーメン ビナウォークで生き残れるか?

新しい酒は新しい革袋に(?)、ということで折角だから背脂系ラーメンを頼む。なにせメインで推している商品だ。県内ではこってり系のラーメンというと家系になってしまうのだが、ビナウォークで成功すれば清勝丸のように沿線を足がかりとして、多店舗展開にこぎつけることができるだろう。

ながたの背脂系ラーメン

ながたの背脂系ラーメン

ラーメン680円がテーブルに届けられる。虎節を見慣れていると随分コンパクトに見える量だが、確かにうたい文句通りたっぷりの背脂が浮いている。
スープを一口飲んだ感想は、なんというか塩辛い。コテコテの背脂に負けない塩味ではあるのだが、よく味わいたくなるような出汁の香りは皆無だ。麺も少しゆで過ぎでないかと思える細めの麺。食感がたとえるなら英字マカロニのよう。たとえば濃い醤油スープなど、他のスープと組み合わせたら活きる麺なのかもしれないが、背脂スープの大味な感じと組み合わさるとどうもぼやけてしまう。

ながたの麺 麺だけで見ると魅力的だが…

ながたの麺 麺だけで見ると魅力的だが…

それに加えて、乗せられたネギも乾いてしまっている。メンマもスープと調和しない。それぞれほんの少しバランスが崩れてしまっているだけなのかもしれないが、全てが悪い方向に向かってしまっている一杯だなと感じた(チャーシューはかろうじて、スープと全く合ってないことはないとフォローしておこう)。
どうも、これをこれから店のメインに据えるのは少し冒険なのではないかと感じる。虎次郎メインに戻した方がよいのでは…虎次郎が好きであっただけに、フクザツな気持ち。

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