昨年3月、小田急線秦野駅前のまほろば大橋を会場として開催されていた秦野どぶろく祭り。参加者がただで飲むことのできるどぶろくや、やたら値段が安いフードなどに味を占めて、今年も出来れば参加してみたいと思っていた。ところが、である。
今年からイベント名称は”里山うまいもん楽市”に
某情報源より手に入れた情報によると、今年から秦野どぶろく祭りは里山うまいもん楽市という名称に変わり、まほろば大橋を含めて会場を転々とし3日間行程でやっていたところ、1日限定のイベントへと縮小されてしまったようだ。それに伴い、まほろば大橋での開催はなし。唯一使用する会場が渋沢にある小田原百貨店渋沢店近くの駐車場というコンパクト&目立たないイベントになってしまった。渋沢なんて、普段行く事はまず無いのに。それでもどぶろくの振る舞いはあるようであるから、新酒の誘惑に誘われてフラフラと切符を握りしめ行ってきた。
着いたぞ小田原百貨店近くの駐車場!
そもそも小田原百貨店という百貨店があるということが初耳である。よく目を近付けて見て欲しいのだが、小田急百貨店ではなく、小田原百貨店である。昭和28年に創業して、小田原周辺を中心に9店舗を擁するスーパーマーケットであるらしい。そもそも百貨店じゃないじゃないの。
小田原百貨店渋沢店の場所はここ。渋沢駅から大して歩かない。
見た目はやっぱりスーパーマーケットだ。そして少し離れた駐車場に目をやると、人の集まりと”秦野どぶろく祭り”のノボリが。
改称は結構唐突な判断だったのかもしれない。来年からは、ちゃんとノボリが更新されるかな?
どぶろくとフードは最高
振る舞いのどぶろく。今回も既に瓶詰めされた状態のどぶろくを樽の中にドボドボ出して、それをすくって提供という形だった。どぶろく提供者の四十八瀬自然村という団体については昨年のレポートを読んでもらうとして、今年は会場の目立たなさもあって比較的おかわりフリーな雰囲気があったということを付け加えておこう。
フードも選択肢がいくつかあったけれども、大鍋で煮立てていた石狩汁、鹿ジビエ肉のシチュー、スッポン雑炊といったメニューがなんと一杯100円で提供されていたのが印象的だった。それもごまかしのような少量でなく、しっかりとした量で具もたっぷり。
イベント自体は目立たなかったものの、酒とフードに満足せずに帰った人はきっと居ないに違いない。是非また来年もやって欲しい、そう思った。
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