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厚木市 らーめん研究所 客が味の組み合わせを選ぶシステム

味噌ラーメンドレファラシドの紹介で言及していた、らーめん研究所というラーメン店。その本店は、日の出製麺所(そば焼き味噌ラーメン)と同じく、神奈川県道22号線沿いにある。

神奈川県厚木市下津古久337-1

らーめん研究所という名前のとおり、研究小屋のようなストイックな(あやしい)外観である。中からショッカーによって改造されてしまった怪人が突然飛び出してきてもおかしくない。きっと県道22号線を使って、東は横浜から西は伊勢原まで、広く神奈川県中に怪人を送り出そうという魂胆もあるのだろう。

らーめん研究所の外観

らーめん研究所の外観

らーめん研究所の注文システム

それはさておき、らーめん研究所に初めて入った客は、独特の注文の仕方に戸惑うに違いない。券売機に並んでいるラーメンのバリエーションは塩・醤油・黒醤油の3味。研究所と名乗りつつ種類は少なめであるように見えるし、醤油と黒醤油というどちらを選ぶのが正解なのかよく分からない味もある。醤油が基本という店で、新しい試みとして黒醤油を出しているのか、黒醤油メインの店で値ごろな選択肢として醤油を用意しているのか。悩んだ時は、とりあえず安い方に手を出す(醤油700円、塩・黒醤油750円)。こういった判断基準で、ハズレをひいてしまう確率は8割ほどに抑えられている。誇らしい。
醤油の食券を握りしめて座席につくと、カウンター上に置かれたメニューにて、新たな選択肢が提示されていることに気付く。

らーめん研究所 スープを選択

らーめん研究所 スープを選択

1番から6番まで、スープ&麺の種類を選べるようになっているのである。食券を買う際に選んだ3種類のタレに、スープ&麺の組み合わせ6種類。掛け合わせ18種類のラーメンを提供しているということで驚きだが、さらにこのスープ&麺の組み合わせを崩して、違う麺を要求することも出来るらしい。すると、18種類にさらに麺の6種類を掛けて、108種類。煩悩の数と同じだけのバリエーション。まさにバリエーションの暴力である!

多めのバリエーション 当たりを引いたのかハズレなのかわからず

既に先程の写真にも見切れて写っていたが、結局頼んだラーメンは醤油の2番(豚骨+鶏)だったと思う。メニューにはオーソドックスなスープと書いてあって、さらに麺は中太麺。

ラーメン研究所のラーメン(1/108)

ラーメン研究所のラーメン(1/108)

濃いめのスープに、こんもりと盛られたネギ。スープの上には油膜がはっている。一口すすってみた感想は、「ぬるい…」。後から乗せられた具材のせいであろうか。淡麗系の上品なラーメンとも、ガッツリとしたスープとも、どちらとも評価されるのを拒むような印象の薄いスープ。さらに中太麺が思っていたよりも細めであったことも合わせて、これは良い!と思えるような部分はなかった。
自分で組み合わせを選んでおきながら、スープと麺の組み合わせを選んだ人間のセンスを疑う。ただ、結局これがこの店の当たりなのかハズレなのかは判別がつかない。組み合わせ次第では美味い店、なのかどうか。せめて一見さんは絶対この組み合わせを食べろという入門用の、ハズレナシの一杯が最初から示されていれば…

研究所らしく、支店を各地に出しているらしい

この店に通い詰めて研究員の仕事を全うするのはハードルが高かったが、この店の研究結果として、各地に本店より狭い選択肢でラーメンを提供する店があるらしい。冒頭に紹介した伊勢原市のドレファラシドや、愛甲石田駅近くにあるらーめん研究所 魂2 Dual Heartsなど。
つまり、研究所で怪人ではなく客に人気のある味の組み合わせを作り出して、その味で勝負させる店を展開しようというのだろう。研究結果のハズレナシの味だけを食べたい客は、支店の方に通えばよい。
味の組み合わせ研究が面白そうと思う人には、らーめん研究所がオススメなのだろうが、私のようなハズレのない幸せな昼食を楽しみたいという人には、やっぱりハードルは高い、かな。

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