神奈川県道22号という、横浜市磯子区から出て伊勢原市で国道246号に合流する道路がある。この道路は地図上での扱いに反して、実は神奈川県の東西を直線的に結ぶ重要な道であったりする。そんなわけで、交通量が多い。
で、県道22号を通るときに気になるラーメン店がある。その1つはらーめん研究所。もう一つは今回紹介する日の出製麺所だ。
日の出製麺所とは
日の出製麺所という名前だが、ラーメン屋であって麺類の卸売をやっているわけではない。店の壁に出前用?の自転車が飾られていたり、懐かしいホーロー看板?が飾られていたりととにかくテーマが昭和レトロなのだろうが、開店自体は比較的最近だったりする。そして、このお店はどうやら平塚市南金目の味の味噌一のセカンドブランドのようなものらしく、メニューもほとんど一致している(訪問時は知らなかったけれど)。ついでについでに寒川・川崎にある大正麺業、それから町田市の3SOというのが、今度はこの日の出製麺所派生の店らしい。大ファミリー!
早速「そば焼き」とやらをいただこう
実は別の店で食べた後であり、小腹が空いている程度の状態であった。○べログによるとそば焼き(小)ならば450円と書いてあったから、注文しようとする、と、消費税アップの影響で全メニューが値上げ済みであった(ホームページにはまだ反映されていないかな)。まあ仕方がない。
カウンターは満席状態。厨房では世間話しつつ料理を作っている。チャラい店員の世間話なら不快になるだろうところ、おっちゃんおばちゃん娘さんの話だから、BGM程度と受け容れよう。まあなんというか食堂の雰囲気だね。
そば焼きにはスープがついてくる。先に出てきたスープに手を付けると、これがまた意表をつく美味さ。
油が浮いていることもあって、アツアツで出てくるのも嬉しい。そしてほどなくしてそば焼きの登場。
どす黒い麺の上に山盛りキャベツと紅ショウガ、そして半熟卵が乗っている。極めつけにこれでもかというくらいのマヨネーズ。
食べ始めてみると、見た目とは裏腹に麺に甘みがありモチモチで、屋台の焼きそばとは異なるちゃんとした料理に思える。でも上物のマヨネーズと紅ショウガのおかげで、総合的にジャンクな味に仕上がっている。ジャンク。これ以上適切な表現は無いだろう。
もちろん、厚木以西味覚の塩辛さがある。先に出てきたスープも辛かったので、メインの味は薄めなのかと思いきやそんなことはない!
あと、半熟卵の存在意義がよく分からなかった。マヨネーズとキャベツと味を打ち消し合っているような気がする。
総合評価としては、麺の部分のクオリティが高く、また具のジャンクな感じも好感触だ。けれども、組み合わせ的に引き立つかといえば…といったところ。
あと、マヨネーズが大量で、皿の最後の方がマウンテンの小倉抹茶スパのようになる(これほど分かり易い喩えもないだろう)。実際食べた次の日にはニキビが出来た。ということもあって、次回はマヨと紅ショウガ控えめをオーダーしようと思いました。
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