厚木以西の味覚

厚木を越えてビックリすること

グローバル化が叫ばれる時代、世界中のどこに行ってもフランチャイズチェーンで供される料理は同じ。「味覚が単調化、平板化してきている!」という、知ったような口ぶりで語っている人も、相模川を越えてその考えを改めるかもしれません。

厚木以東と以西で、味覚がまるっきり変わるのです。具体的にどう変わるのかというと、厚木以西の料理はとにかくしょっぱい。厚木以東の人間が何気なくラーメン屋に入って、醤油ラーメンのスープを飲み干そうものなら、確実に頭痛がするレベルの塩辛さがあるのです。

どこからこんなに塩辛いのだろう

厚木の隣の、伊勢原市辺りではあまり気にならないかもしれませんが、その隣の秦野市まで行くと、中華料理屋で出てくるラーメンは全て塩辛いです。メディアに取り上げられることの多い、「小田原ラーメン」も、どす黒い醤油の色としょっぱさが特徴になっています。つまり、塩辛い文化圏は小田原まで続いている事になります。

では、その西はどうか。そのまた西は…と尋ね歩いていくと、どうやら静岡県辺りまではどす黒い醤油と塩辛い味の文化があるようです。「しぞーかおでん」も、真っ黒ですね。
関西人がよく、「東京のうどんのつゆは黒い」と言いますが、おそらくそれは静岡辺りで関東への侵入を阻まれた関西人の感想なのでしょう。静岡でこの辛さなら、東京まで行ったらどれだけ辛くなるんだ…と戦意喪失した結果、地元に帰って吠えているのかもしれません。

ちなみに、厚木以西.netの管理人である私は、どちらかというと厚木以東ないし関西人の味覚です。したがって、このブログで厚木以西の料理屋を紹介する事、これからかなりあると思いますが、基本的によそものの舌なので、とにかく辛い辛い言っていてもまあ怒らないで下さい。

コメント

  1. […] あらかじめ断り書きをしておくことは大変重要だが、厚木以西の味覚で書いた通り、厚木以西のグルメは大抵塩辛い。正確には、私にとって塩辛いということで、実際に厚木以西の人達からすれば、それも馴染みの味だろう。しかし、私がレビューしようとするとどうしても塩辛いという感想が出てくる。したがって、何か厚木以西で食したことがあって、塩辛いんじゃない?と思ったことのある人にとって参考となるレビューしか書けない(小田原系のラーメンが試金石かな)。 […]

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