海老名 清勝丸

清勝丸 濃厚味噌つけめん グルメ
清勝丸 濃厚味噌つけめん

厚木以西のライバル、海老名およびビナウォークということを書いたけれども、ラーメンばかりは海老名の実力を認めざるを得ない。海老名のラーメンと言えば、厚木七沢温泉「ZUND-BAR」の店主の実弟の店、「中村屋」が長らく有名だったけれど、それ以外にもたとえばビナウォークにら〜めん処という一角があり、出店している店にはずれが無い。

ビナウォークは人気が無い店の撤退も早い。しょっちゅう新店がオープンして話題に欠かないのだけれど、そのビナウォークで2009年の開店以来ずっと人気店として君臨しているのが、つけ麺の店「清勝丸」だ。

神奈川県海老名市中央1-18-16
清勝丸 店構え

清勝丸 店構え

評判を調べず何気なく立ち寄り、つけめんを食べた時にはビックリしたものだ。つけ麺があまり好きではなかった自分の意識を変えさせた店と言って良いだろう。とにかく、麺自体から香りが感じられ、そのままいただけてしまう。それなのに、味の濃いつけ汁にくぐらせた後でも、つけ汁と調和した味が楽しめる。麺の周りの膜が仕事をしているのだ。つけ汁の中のネギとの食感の対比が面白い。また、大量にかけられた削り節についても、特別なものを使っているようで、安っぽくない印象。

そして、久しぶりに立ち寄った今回は、濃厚味噌つけめんに挑戦してみた。通常のつけめんと同じ値段750円ということで、付加価値をつけたメニューというわけではないらしい。このへんの値段設定で、少し期待が持ててしまう。

清勝丸 濃厚味噌つけめん

清勝丸 濃厚味噌つけめん

出てきたつけ汁には、通常のつけめんには無い茹でもやしが乗っている。もやしの上に見える赤いものは、一味ではなく香味油で、味噌味のスープと水っぽいもやしをこの香味油で纏め上げているようだ。しかしこの油のせいで、全体的には担々麺のような味わいになってしまうのが残念である。どうしても、このお店のつけめんを食べたことがあるのなら、強い魚介系の香りを期待してしまうからね。

チャーシューはスープの中に沈んでいる、角切りの雲南ハムのような味わい深いもの。みそのつけ汁と合わせて食べて、大分機嫌が良くなってきた。

最後に割りスープを頼むと、通常のつけめんと違う、濃厚に魚介出汁の香りのあるスープが出てきた。そう、これを期待していた!濃厚味噌つけめん単体では、リピートするほどの評価にはならないが、割りスープと合わせてならなかなか面白いんじゃないかと思う。

清勝丸 メニュー

清勝丸 メニュー

店の外にあるメニューも撮ってきた。余談になってしまうけど、この海老名のら〜めん処に出店している店は、メニューのヴァリエーションが右に倣えになっている気がする。この看板にある、昔ながらのラーメンという趣のメニューがどのお店にもあるし、最近海老系のラーメンが流行ってきたとなったら、どこの店も取り入れている。別に、利用者として選択肢が増えるのは良いことなのだけどね。

清勝丸の本店は経堂にあったらしいけど、昇輝(しょうぐん)丸と名前を変えたらしい。改名に従い一度は清勝丸時代のメニューを下ろしたそうだが、強い要望により復活したそう。それだけ他のつけ麺にはない、オリジナリティがあるということじゃないかな。

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