*

湘南ご当地ラーメン 城門ラーメン 洞洞神@辻堂

公開日: : 最終更新日:2014/03/28 グルメ , , , ,

ハイ。今回の紹介は全然厚木以西ではありません。厚木以西の基準である、相模川の西側ではないですし、ギリギリ話題にしても良いだろうと思われる、隣の海老名市でもない。JR東海道線の辻堂駅は、藤沢市です。
それでもどうしても紹介したかったのは、湘南というエリアのご当地ラーメンであるため。つまり、今後爆発的流行を見せれば、ご当地グルメとして相模川以西の湘南にも入ってくる(帰ってくる?)可能性の高い、先物買いなのです。
そんな湘南ご当地ラーメン、「城門ラーメン」を紹介します。

「城門ラーメン」とは何か

城門ラーメンというのは、全国的知名度どころか、湘南エリア内の知名度もあまり高くないと思われる、ご当地ラーメンです。とは言っても、近年のご当地ラーメンブームで突如ぽっと出てきたようなぞんざいなラーメンではなく、一応歴史をたどると、バブル時代以前にまで遡れる由緒正しきラーメンです。
城門という名前は一体何城の門なのか、これはわかりません。1970年代に平塚市に店を構えた、「中国レストラン 城門」というお店で提供し始めたラーメンが始まりだそうです。湘南エリアと言えば、サーフィンのメッカ。多くのサーファーが体を冷やして来店してくる。そんなサーファー達に体の暖まるラーメンを提供したいとのことで、スープがトロットロで生姜が沢山入った、独特なラーメンができ上がりました。
その後、バブル期に湘南エリア一帯に店舗拡大するも、時の流れとともにほとんどの店舗が閉店。いつしか人々の口に上る事もなくなってしまいました。

世紀をまたぎ、「城門ラーメン」再ブーム?

そうした一連の流れの中で、城門の支店として城門ラーメンを提供し続けていたのが、三浦海岸にある「ラーメンショップ城門」。ただし場所柄、その存在は知る人ぞ知るといった感じでした。一方、城門で調理を担当していた方による、「台湾ラーメン桂林」というお店では、城門ラーメンの開発者という触れ込みで何度か雑誌の取材を受けていました。このお店が2007年に辻堂に移転することになり、看板には店名を差し置いて堂々と「城門ラーメン」と掲げるようになりました。今回紹介する「洞洞神」ですね。
一方、「中国レストラン 城門」のかつての経営者の方も、2009年に再び城門ラーメンの店をオープンします。色々あって、現在は2012年に開店した、藤沢市大庭の「城門ラーメンkitchen」というお店が、創業者直系となるラーメンを提供しています。
一連の流れを見るに、バブルの終了とともに関心を向けられることのなくなった城門ラーメンが、新世紀を迎え10年程経過した頃に再び脚光を浴びはじめたという状況のようです。その背景には、ご当地ラーメンブームだけではなくB級グルメブームを通過し、食べる側にちょっとゆるいご当地メニューへの寛容さが生まれる必要があったのだろうと予想ができます。

洞洞神の「城門ラーメン」

さて、紹介するお店洞洞神は、辻堂駅南口から比較的アクセスし易い場所にあります。

神奈川県藤沢市辻堂2-9-34
城門ラーメン洞洞神の店構え

城門ラーメン洞洞神の店構え

先程も書いたとおり、店名は看板に書かれておらず、This is 城門ラーメンといった外観ですね。店内はそれほど混んでおらず、いたって普通のラーメン屋です。メニューの城門ラーメン750円は少し高めの値段設定のような気がするのですが、バブル価格という事で許せます。あと、昼時に行くと半ライスが無料でついてきます。ライスも重要ですので、是非頼みましょう。

城門ラーメン!

城門ラーメン!

大きな丼で出てきたのは、とろみのついた正体不明のスープ。頼んだ半ライスがこの中から出てきても驚きません。それ程にこの料理が”何”なのかが一見して分かりません。でも、とにかく中華料理っぽさは感じます。

城門ラーメン!!

城門ラーメン!!

麺を掘り出してみると、スープが絡み付いて重い重い。麺がうまくスープをリフトするどころか、丼ごとリフトしそうです。柔らかめの麺ととろとろスープの境界はもう曖昧になっています。キワモノであることは確かです。
味の方は、まあいける味です。ひき肉と細かく切られたザーサイと生姜にとろみをつけて卵で閉じた餡なので(餡って言っちゃった。違います。スープです)それぞれの具材の香りが引き立って、中華料理的にアリなのではないかと思います。でも、常に疑問符が頭に浮かぶ味と言いますか、これが酸っぱければ酸辣湯麺になるし、豆腐が入っていれば麻婆豆腐になるという、スパっと形容するには何かが足りないそんな味です。
一緒にライスを頼んでおけば、スープを上にかける食べ方が出来ます。マーボー丼未満の何かなのですが、結局よくわかりません。サジを投げます。サジと言えば、付属するレンゲにも”食べやすいように”と横っ腹に穴があいています。これほど空回りする”食べやすいように”は、スガキヤのラーメンフォーク以来ですね。

このラーメンを、酷評するのは難しい。丁寧な作られ方ですし、サーファーの体が冷えないようにという配慮は実を結んでいます。ただ、具と麺とスープと、全てを餡の中にパッケージングするという解答は、予想外の方向だったと思います。やっぱり、ご当地ラーメンという括りにしたら魅力がアピールできない、力が抜けるようなB級グルメと捉えられるのが最も自然なのではないでしょうか。バブルという形容詞も、良い仕事をしてくれていますね。

「城門ラーメン」という登録商標をとっているのがこの洞洞神なので、ご当地ラーメンとして広範囲に広がることは期待できないかもしれませんが、なんとか厚木以西にも広まってほしいと思っています。ちなみに城門ラーメンは相模川以東の味ですので、塩辛さは普通に感じられました。本来の発祥地である平塚では、もう少し塩辛い味だった可能性もありますね。

【追記】
2014年3月で閉店してしまうみたいです。城門ラーメンがまた幻のラーメンにならないよう、兄弟店に頑張ってもらいたいところ…

関連記事

無法松の相州赤味噌ラーメン

鶴巻温泉駅 無法松 相州赤味噌ラーメン

東海大学湘南キャンパス周辺で、うまくて安いラーメン屋を捜索中!といういつもの常套句。最近は新規出店が

記事を読む

会場レイアウト図

湘南ひらつか七夕まつり2015(2) グルメの祭典たからいち

湘南ひらつか七夕まつりと同時開催で、見附台広場という会場で行われた湘南ひらつか七夕たからいち。七夕ま

記事を読む

日の出製麺所謹製味噌ラーメン

日の出製麺所に再訪 今度は味の味噌一直系の味噌ラーメンを食べる

以前とってもジャンクなメニュー、"そば焼き"をレポートした厚木の日の出製麺所。どうもこのお店は平塚市

記事を読む

中央通りの模擬店と樹々

東海大学の学園祭”建学祭”はグルメの祭典でもあった件

厚木以西エリアにある巨大な大学キャンパスといえば、なんといっても東海大学の湘南キャンパスである。この

記事を読む

振る舞われていたどぶろく

秦野どぶろく祭り改め?里山うまいもん楽市に行ってきた

昨年3月、小田急線秦野駅前のまほろば大橋を会場として開催されていた秦野どぶろく祭り。参加者がただで飲

記事を読む

ヒゲの部分が立体的

湘南ひらつか七夕まつり2014(2) 七夕飾り&気になったもの紹介

お天気の優れない中現在絶賛開催中の、第64回湘南ひらつか七夕まつり。7月4日(金)に行われた開会式&

記事を読む

開場時間前のフライング販売

厚木市地ビールメーカー サンクトガーレンのブルワリー開放デーに行ってきた

ちょくちょく話題に出している、厚木市の地ビールメーカー事情。厚木市は丹沢からの地下水を仕込み水として

記事を読む

福屋 福らーめん700円

東海大学前駅 らーめん福屋

東海大学前駅の大通りの両側には、学生向けの安価&量が多めの飲食店が立ち並ぶ…といったことは、既に上海

記事を読む

広場のタップ前で注文!

御殿場高原ビールのビアフェス BeerKingdom2014に行ってきた

厚木以西を扱うサイトとして、小田急ロマンスカー「あさぎり」が乗り入れる、JR御殿場線周辺の情報なども

記事を読む

厚木プレスSENBEIのえびせん

厚木の新名物となるか 厚木プレスSENBEI

厚木の名物ってなんだろう?ゆるキャラのあゆコロちゃんだろうか。あるいは鮎まつりの名称の由来にもなって

記事を読む

Comment

  1. […] 湘南ご当地ラーメン 城門ラーメン 洞洞神@辻堂 | 厚木以西.info 神奈川県西部の情報サイト […]

Message

メールアドレスが公開されることはありません。

PAGE TOP ↑