海老名市には鉄道駅が、別会社同名駅を1つとして数える場合6駅ある。これは、隣の厚木市の2駅や綾瀬市の0駅などと比べて格段に多い数で、鉄道空白地域が多い県央エリアにありながらの鉄道駅の所有数の多さは、海老名市の一つの特徴となっている。
さて、そんな海老名市の厚木駅。厚木駅という名前ながら厚木市には無いという事実は以前紹介したはず。また、JR相模線と小田急小田原線乗り換えの際の罠についても、以前解説をした。
厚木駅を初めて訪れる磁気カード利用者から確実に割増料金を徴収する仕組みが、さすがにバレてきてまずいと思ったのかわからないが、とうとう乗り換え口に自動改札を設置する工事を行うようである。
工事期間は平成26年1月8日から平成26年2月末まで。自動改札の利用開始は2月15日から。
JR側の本音としては、他の相模線の駅と同じく、厚木駅も無人駅にして適当な管理をしたいに違いない。けれども、小田急線には終日無人駅は無い。ということで、厚木駅はJR側の改札業務も小田急が行っている有人駅だ。利用者が乗り換え時に一旦小田急改札を出て(厚木駅下車扱い)再び改札から駅構内に入るようにすれば、新たに乗り換え改札を作らなくても済むのだが、相模線のホームが線路を渡らずにアクセスできるようになったため、ギリギリの乗り換えタイミングでも間に合うようになってしまった。そしてその場合、改札より一旦外に出て入り直す余裕は無いだろう。
都会の便利のための磁気カード導入で、地方駅にしわ寄せがきたということなのかもしれない。
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