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厚木市地ビールメーカー サンクトガーレンのブルワリー開放デーに行ってきた

公開日: : イベント, グルメ, ,

ちょくちょく話題に出している、厚木市の地ビールメーカー事情。厚木市は丹沢からの地下水を仕込み水として使えることや、物流の拠点として大変便利であることからか、クラフトビールのブルワーが3社もひしめきあって存在している。これ、もっともっと自慢してもよいだろうと思える事実である。

厚木市の地ビールはどこで買える?飲める?

その厚木市の3社のビールは、瓶で買うならばアミューあつぎ地下の厚木市物産ショップ「あつまる」に行くと揃っている。また、本厚木でイベントなどがあると屋台を出している場合があり、工場直送の生ビールを飲むことが出来る。もっとも、3社が一堂に会するイベントというと、この間レポート記事を書いた鮎まつりくらいの大規模なイベントに限られるだろう。
3社の内、厚木ビールと黄金井酒造のさがみビールについては、直営レストランがあり、そちらでも飲むことができる。厚木ビールの直営レストランはランビックという店で、本厚木駅から徒歩20分、国道129号沿いにある。

神奈川県厚木市水引2-12-36

さがみビールの場合はセルバジーナという厚木市七沢にあるお店。こちらは以前にレポートも書いたが、鉄道駅からはバス等でアクセスする形になるだろう。

神奈川県厚木市七沢808

サンクトガーレンには直営レストランが無い

一方、残る1社であるサンクトガーレンについては、直営レストランをもっていない(かつては愛甲石田駅近くにあったらしいが、現在はエーシャープという店になっている。こちらのお店もサンクトガーレンとのつながりは深く、おそらく常設銘柄ではあるだろうけど)。したがってサンクトガーレンについては、ブルワーが参加するイベントをチェックして現地で飲むという形で追っかけるしかない。サンクトガーレンはほぼ毎週末と言えるほどイベント参加率が高いため、直営レストランが無くても期間限定銘柄を飲みそびれてしまうということはないだろうけれど。

サンクトガーレンのブルワリー開放デー(2年ぶり)

ただ、国産地ビールマニアとしては工場からゼロ距離で提供されるビールを飲みたいという欲望がある(面倒臭いなぁ…)。そうした期待にこたえてか、お盆連休の最後である8月17日(日)にサンクトガーレンの工場で1日限りのブルワリー開放が行われた。工場タンクからゼロ距離のところで提供される生ビール。この機会を逃すと次はいつ開催されるか分からないので、いそいそと出かけてきた。

工場のある場所はなかなか辺鄙なところ

サンクトガーレンの工場、厚木市金田というところにあるのだが、本厚木駅からは徒歩で30分ほどのところにある。

神奈川県厚木市金田1137−1

市街地を出て段々のどかになってくるあたり、本当に工場が見つかるか不安になってくる。常に工場見学をうけいれているわけではないので、当然案内看板なども無し。地図と勘をたよりに紫色と白に塗られた工場の建物を探すしかないだろう。

すごくのどかな川を渡って

すごくのどかな川を渡って

工場や倉庫が立ち並ぶ一角

工場や倉庫が立ち並ぶ一角

サンクトガーレンが見えてきたぞ

サンクトガーレンが見えてきたぞ

ブルワリー開放デーの販売スタイル

サンクトガーレンの工場に着くと、14:00の開場前というのに既に人だかりが出来ていた。そして、客の手にはプラスチックコップが握られている。どうやらアナウンスされていた開場時間よりフライング気味でビールの販売は始まっていたようだ。

開場時間前のフライング販売

開場時間前のフライング販売

暑さ対策のミストが降り掛かる。でも列は工場入り口を超えて道路に延々と伸びていたので本当に気休め

暑さ対策のミストが降り掛かる。でも列は工場入り口を超えて道路に延々と伸びていたので本当に気休め

工場の建物内、本当にタンクからゼロ距離のところにタップが用意され、全種類1杯500円で提供される。常時10種類程度の銘柄が並び、売り切れたら代わりにレアな銘柄を投入していくというもの。他のイベントでは見る機会の無かった銘柄も提供されていたので、はるばる足を運んだ甲斐もあったというもの。

終了間際のラインナップ

終了間際のラインナップ

フリーBBQ!アツいけど熱い(笑)

特筆すべきは、ビールの販売の他にフリーBBQとして客が自分で肉を焼くスタイルのバーベキューが用意されていたこと。通常地ビール会社のイベントでフリーのフード付きというと、おつまみ程度のちょっとした食べ物が用意されているものが多い。サンクトガーレンの場合は、厚木の会社らしくシロコロホルモンを含んだ、ガッツリとした肉・野菜が用意されていた。早い者勝ちということであったが、量も沢山用意されていたらしく、終了時刻直前までBBQの炎が消えることはなかった。

肉を自分で焼くスタイル

肉を自分で焼くスタイル

シロコロを含むラインナップ

シロコロを含むラインナップ

BBQが終了直前まで売り切れることが無かったのは、BBQコーナーに脇目も振らずビールの列に並ぶ人が多かったのもあると思う。さすがブルワリー開放デーに訪れる客は、優先すべき事柄を分かっている!
開場から数十分で客の数が激増し、BBQコーナーは張り付くスタッフもいない状態に。網が交換されないため、肉の脂でちょくちょく火柱が立っていた。そして焼けた肉が熱くて回収できないという状況が発生。この日網から上がる炎で指の毛をすっかり失ってしまった客も多いんじゃなかろうか(笑)。

死に物狂いで肉を回収

死に物狂いで肉を回収

炭になる直前だったので、プラスチック容器もとける

炭になる直前だったので、プラスチック容器もとける

ビールについて語ろう

BBQイベントではないので(笑)、工場からゼロ距離で提供されたビールについても紹介しよう。
まず、最初に頼んだのは湘南ゴールド。湘南ゴールドは同名のオレンジ品種を使ったフルーツビールで、サンクトガーレンのラインナップの中でも人気がある。

湘南ゴールド

この日の提供の仕方は果実を入れた容器にビールを一度通すという形であった。ランドルという装置らしく、フルーツビールについてはこうした提供方法をサンクトガーレンはしばしば行っている。参加したイベントでこの装置が設置されていたらすごくラッキー。迷わず頼むべし。

湘南ゴールド with ランドル

湘南ゴールド with ランドル

湘南ゴールドについては、語るまでもなく傑作ビール。果実由来の苦みがビールの苦みを殺さず引き立てる。
ランドルで提供されていたものとして、その他にパイナップルエールがあった。

パイナップルエール

こちらも注文。それに加えて黒糖スイートスタウトも頼む。最早列の長さが尋常ではなくなっていたので、2銘柄注文して即座に列にならび直すのが基本スタイルに。

黒糖スイートスタウト
パイナップルエール&黒糖スイートスタウト

パイナップルエール&黒糖スイートスタウト

黒糖スイートスタウトは、ビール好きが飲んでその切り口にうならされる銘柄であると思う。同社のチョコレートスタウトなどと異なり、明確に甘い香りが漂う。ただ、個人的にはチョコレートスタウトの方が好き。

さらにどんどん飲む。湘南ゴールドが売り切れたタイミング辺りで登場したUn Angel 2012年。これは小麦を使ったウィートワイン。ちょっとマニア向けの高アルコール(10%)銘柄なので、生で飲めることは滅多に無い。

ウン アンヘル

2012年のものなので、2年熟成ということになるだろうか。リンゴ果実のような香りが面白い。

濃色のアンヘル

濃色のアンヘル

色々飲んで最後の締めは、アンヘルと対になるバーレイワインのel diablo。それと超IPA。どちらもレア度が高い銘柄で、今回のブルワリー開放デーに行けなかった人が泣いて悔しがるに違いない。

ディアブロ&超IPA

ディアブロ&超IPA

ディアブロはサンクトガーレンの銘柄で唯一どっしりとくる。サンクトガーレンのビールでは(ディアブロとほぼ同じ度数のアンヘルを含めて)大抵悪酔いしないけれど、ディアブロだけは注意。まさに悪魔だ。

サンクトガーレンブルワリー開放の感想

ブルワリー開放デーということで、工場見学も実施していたみたいだけれど、こちらは定員15名であったため参加できず。多分10倍の150名にして丁度良いくらい、大勢の人がいた。
結局工場見学が出来なかった事以外は大満足のイベントだった。毎年開催を希望。いや、毎年と言わず、年4回くらい開催してほしい。季節限定ビールの生も飲みたいので。
イベント全体から感じられたのは、ファン感謝デーと言っていいようなホスピタリティ。気前が良いというか、もう全てを出し切ってファンを迎える姿勢。あと、僅かながらこのブルワーのユルさというか、趣味性を感じた。面白いビールをどんどん産み出しているのは、こういった雰囲気からなのだろう。
今回のイベントでサンクトガーレンのファンになったという人もきっと多いはずだ。次回があればもっと長い列にならぶ事を覚悟しないといけないかな。

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