以前当サイトでレポートを行った大磯市。大磯市とは、神奈川県中郡大磯町の大磯漁港を舞台として行われる、漁港朝市と生産者マーケット・クラフトマーケットが合体したような催しであった。
大磯市は原則毎月の第三日曜日、朝の9:00から14:00まで開催される。ただし、例外にあたる期間があって、毎年7月から9月までの3回は、日中の暑さを避けて17:00開場、20:30に終了の夜市へと変貌する。先月7月20日(日)に行われた大磯市夜市に出向いてきたので、昼の大磯市との細かい違いにも着目して、改めてレポートを書いてみよう。
大磯市夜市は開場前から大盛況
漁港朝市でもある通常の大磯市は、9:00の開場からしばらくまったりとした時間があって、真っ昼間に向けて段々と人が増えてくるという印象がある。けれども夜市となった大磯市では、17:00の開場前から会場に人が溢れており、開場宣言がされるや否やめぼしい売り物に人が殺到する。特にフード系・酒類は時間が時間であることもあり、お店によっては開場と同時に飛ぶように売り切れてしまうというところもあるようだ。
そこで、大磯市夜市の場合はお目当てのお店の売り物を早めに確保しておきたい。公式ホームページの出店者リストなどを眺めて、事前に事細かな作戦を立てておくべきだろう。
企業PRブースや大磯町観光協会ブースにも注目
大磯市夜市が開催される時刻は、営業マンの活動時刻であることもあり、企業がPRを行うブースも立ち並ぶ。主なPR企業は不動産屋で、大磯の高級物件がプリントされた団扇を配っている。大磯市はどうしても会場の狭さ故、通行人の歩く速度も遅くなるので、呼びかけに足を止めて団扇を貰っている人も結構いるようであった。営業マンとしても配りがいがあるに違いない。
大磯市夜市では、大磯町の観光協会も出張ってPRを行っている。大磯町にはゆるキャラの「いそべぇ」というキャラクターがいるので、観光協会コーナーを見つけ出すのは容易だ。黄色い看板ならぬ、黄色いゆるキャラが目印となる。
漁港朝市は朝市のまま
夜市は雰囲気もよく楽しいイベントなのだが、一つだけ残念な部分としては、漁港朝市の開催時刻が普段と変わらず9:00からであるため、朝市とくっついたイベントにはならないということがある。つまり、漁港でたまたまその朝に取れた魚介類を楽しむという楽しみ方はできない。
それでも、大磯漁港で水揚げされた魚介類を使ったフードを取り扱っている店は出ているので、夜市にも漁港市の片鱗を感じることは出来るだろう。
毎月出店者の入れ替わりがある大磯市。夜市のみ出店できるという店もあるだろうから、シーズンを逃すとまた1年後でないと出会えなくなってしまう。一期一会。
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