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アミューあつぎ パルコ跡地ビルで今春開業

本厚木の衰退の象徴とも言える出来事が、2008年の厚木パルコの撤退。以来、「PARCO」の文字が取り去られた跡も生々しい、実にパルコっぽい形をした廃墟ビルが堂々とそびえる様が悲惨であった。

神奈川県厚木市中町2-12-15

場所はココ。中途半端に駅から遠い。

さすがにその状態のまま置いておくのは街の不利益になると踏んだのか、このビルは結局厚木市が2012年11月に取得し、再生利用に向けて動き出した。ただ、行政による施設利用の切迫性あっての取得というわけでもなく、街のテコ入れのためにしぶしぶ動いたという感が強い。当初この施設の仮名称が、「あつぎ元気館」だったというのも、どうにも悲壮感あふれることだ。「あつぎ空元気館」ではなかったかとは言い過ぎだろうか。

それでも、厚木市が他の自治体と違うところは、投票行動が街おこしの芳しい結果に繋がるというイメージがなんとなくあるというところだろうか。新施設の正式名称は公募から市民投票を経て決定した、「アミューあつぎ」。新名称を元にロゴマークが作られ、名称とロゴを最前面に押し出して4月26日のオープンに向けた工事が進められている。

アミューあつぎ完成イメージと工事の様子

アミューあつぎ完成イメージと工事の様子

アミューあつぎのロゴ

アミューあつぎのロゴ

厚木PARCOのロゴ跡

厚木PARCOのロゴ跡

この厚木市に存在する市民投票への期待がどこからきたのかというと、やはり2008年の厚木シロコロホルモンB-1グランプリと、翌々年のB-1グランプリin厚木の開催という連鎖が大きいのではないかと思う。以来、市を挙げて全国的知名度につながるモノを作り上げるという発想は、ゆるキャラグランプリのあゆコロへと繋がる。実際のところ一連のあゆコロ推しについても、ただの行政のリソースの無駄遣いとのイメージを持っている市民は非常に少ないのではないかと思う。

言ってしまえば、市民投票も含め「村おこし」の発想と変わりないのだけれど、それを厚木市という人口20万人以上の特例市で、しかもかつての中心的都市、ハード的に恵まれている都市がやっているというところが面白い例であるように見える。

アミューあつぎがオープンすると、本厚木に久々に映画館が帰ってくることになる。はたして海老名ビナウォークに対しての反撃となるか。

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