哲麺という豚骨ラーメンのチェーンがある。東京都の昭島市に第一号店ができたという哲麺は、お好み焼きの道とん堀というチェーンと同じ経営母体であるため、一つの建物内に並んで存在していることも多い。道とん堀と同じく全国各地に支店があるが、支店の店名がそれぞれ開店順に「○代目 哲麺」となるのが面白いところ。現在は五十○代目くらいまで展開しているようだ。
哲麺の特徴は、価格が安く(ラーメン1杯500円)そこそこの味のものを提供するというところ。高菜が食べ放題だったり、替え玉が50円だったりと、牛丼チェーンに入るくらいなら哲麺の方がお得かなと思える程、価格競争力がある。それでいて、そこそこの味だ(強調)。
伍代目哲麺は神奈川県1号店
東海大学生がランチの時間に、というにはあまりに遠すぎるけれど、半ドンならば原チャリを飛ばして向かっても良いだろうという距離に、伍代目哲麺がある。伍代目という名前の通り、五店目の出店、そして神奈川県内では初めての出店となった店だ。何故こんな場所に作った?
同居する道とん堀の陰に隠れているが、大体11:30頃から深夜0時頃まで営業しているので、中途半端な時間に入ってもやっているのがうれしいところだ。
哲麺の豚骨ラーメンは欠点がない
一杯500円ということで(これは消費税増税後も据え置きである)ついつい評価する目線は甘めになってしまうのだが、特に欠点がなく、むしろ他のどの店よりもこの店の豚骨ラーメンが良いという向きもあろうかという程、うまい豚骨ラーメンである。やさしめの豚骨スープに麻油が散乱して浮かぶ。具の大きさは心もとないが、むしろ麻油がスープに変化を付けるので、食べていて単調にはならない。
九州あたりの人からすれば、500円でそこそこの豚骨ラーメンが食べられるというのは当たり前のことかもしれない。とりあえず、神奈川県(のみならず、東京都内や埼玉県にもちょくちょく支店がある)で1杯500円で満足いく豚骨ラーメンとなれば、哲麺が有力な選択肢になるのではないだろうか。
ちなみに、平塚金目店は現在改装中
哲麺が良いというなら、早速食べにいってみよう!という方には申し訳ないが、伍代目哲麺こと平塚金目店は現在改装中であり、再オープンは10月下旬になるということである。神奈川県内ではほかに大和店、藤沢店、座間店があるようなので、そちらの店舗に行ってみるか、リニューアルまでしばし待たれよ。
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