それまではのどかで牧歌的な駅前が印象的であった海老名に、ビナウォークという駅前巨大商業施設ができたのは2002年。それから12年が経過し、現在では小田急線の町田以西の買い物先として、本厚木を抑えて大きな存在感を示している。
それに対抗して、本厚木でも商業施設のオープンや、海老名のマイカルシネマ開館の影響で閉館した映画館の行政主導での復活など、てこ入れを積極的に行っている。特にアミューあつぎがオープンし、また本厚木ミロードイーストがリニューアルした2014年は、”本厚木の年”となっておかしくない状況であった。
ビナフロントやららぽーとなど、海老名の明るいニュースがあった年
ところが、ライバルたる海老名はさらに本厚木を突き放してきた。今年中の大きな動きといえば、10月にオープンした住宅複合型商業施設のビナフロントのオープン。この施設は11階建てのうち5〜11階が賃貸住宅、1〜4階が各種商業テナントの入居するフロアとなっている。アミューあつぎに入居したテナントの対象年齢層が高めであるのに対して、ビナフロントに入居したテナントは若い女性向けが多い。
そして、2014年中に大々的にアナウンスされた商業施設計画といえば、三井不動産のららぽーと海老名だ。海老名駅周辺の景観として、これまではビナウォークのある小田急・相鉄海老名駅東側が豪華である一方、JR海老名駅のある西側にはただ田んぼが広がっているだけで、何ともアンバランスであった。ららぽーと海老名はこの暗黒の海老名駅西側に初めて進出し、駅直結、250店舗のテナントを有する施設として2015年秋にオープンする予定である。ということで、現在は絶賛建設中。海老名の快進撃は来年も止まらないだろう。
ビナウォークのイルミネーション
来年13歳を迎えるビナウォーク、冬期恒例のイルミネーションを行っていた。まだまだ暗さが気になるららぽーと側と比べて、対象的に光が溢れかえっている。
ビナウォークには、海老名市の公式ゆるキャラえび〜にゃの登場以前からビナセブンというゆるそうなキャラクターがいる。海老名らしく海老のキャラクター。今回のイルミネーションでも、ビナセブンが鎮座して健在をアピールしていた。
ビナセブンの以前には、ヴィニーという猫のキャラクターがいたらしい。つまり、猫と海老が合体したえび〜にゃというのは、ビナウォーク一家の娘ということになるのかもしれない。ららぽーとを始めとした未開発区画の開発により、今後えび〜にゃに新たな属性が追加されていくのかは見物である。
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