7月26日(日)に開催された、第10回えびな市民まつり。このえびな市民まつりは相模川沿いにある海老名運動公園という公園で毎年行われる市民まつりで、終日公園がえびーなランドというアトラクションプレイスに変身して、様々なイベントが行われる。
この祭のトリを飾るのが、相模川河川敷から打ち上げられる花火。例年1000発程度の花火を打ち上げてきたが、今年は記念すべき10回目の開催ということで、2倍の2000発、、に10回記念の10発を足した、2010発の花火が打ち上げられた。2000発以上の花火が打ち上げられるとなると、ただの市民まつりの余興ではなく、近隣で一番早い時期に行われる大花火大会として価値を持ってくる。そのポジションは長らくあつぎ鮎まつりの花火大会が担ってきたのだが、海老名市はそれすら奪おうというのか…
心配になったので、ライバルの花火大会の視察に行くことにしてみた。
海老名運動公園へはシャトルバスで
海老名運動公園は、最寄駅がJR相模線の社家駅ないし厚木駅で、どちらの駅からも徒歩で15分程を要する。したがって、本厚木の街全体から鑑賞できるあつぎ鮎まつりの花火の方が勝っているだろう。
まあ、シャトルバスが海老名駅から5〜10分間隔で出ているので、到着まですごく脚力を要求する会場というわけではないかもしれない。でもご覧なさい、海老名駅でバスを待っている人垣を。
打ち上げ開始の1〜2時間前くらいは人が殺到するのである。整理の人は頑張っていたけれど、列も遅遅として進んでおらず大変そうであった。
実はシャトルバスの発着場所はもう一つ、海老名駅から10分程南に歩いた海老名市役所前にもある。
こちらは比較的人が少ない。ただ、バスが中々発車しない上に、市役所前から出るバスは早めに終わってしまいそうな感があった。海老名駅から10分歩いて海老名市役所まで行く体力があるのなら、厚木や社家といった最寄駅から15分くらい歩けるのではないかという気もする。
海老名運動公園陸上競技場がステージ&飲食物販コーナー
シャトルバスが公園に到着して、ステージ会場の陸上競技場に入る。競技場の中にはギッシリとテントが設置され、そこで飲食や物販のブースが呼び込みを行っていた。
ブースをギッチリと格子状に配置している上に、各ブースの列の延ばし方に規則性が無いため、真ん中当たりでは人混みに導線がなく移動が困難だった。この部分を改善しないと、あつぎ鮎まつりのライバルたりえない!と思った。敵に塩を贈っちゃうぜ。
ブースは全体的に高めの値段で、花火打ち上げ開始(20:10)まで列が途切れないものだから売り切りのための値下げも無い。特に競技場内に入ってからは飲み物の調達に手間取りがちで、競技場の外の自販機(もちろん良心的価格)には行列が出来ていた。
ステージの終了とともに花火打ち上げ開始
競技場にはスタンド席があり、そちらは有料となる(1000円)。スタンド席の反対側にステージが作られ、ステージの背景が打ち上げ場所の相模川となっている。ステージ周辺は自由席で、芝がぬかるんでいるためレジャーシートは必須になるだろう。
アナ雪(今頃アナ雪?)をアンコールで入れてくれる合唱団に、観客の「花火早くしろや」的プレッシャーがかかる。曲の終わりと同時に、照明がストンと落ち、背景から花火の大輪が。
圏央道、本当に邪魔です。低空で炸裂するタイプの花火が尻切れトンボに。
さて花火大会の感想を。2010発の花火ということで、ボリュームはまあまあといったところ。今後平塚の花火大会と同じ3000発くらいまで増えたら、立派な大花火大会として遠くからも人を呼べるだろう。
ただ、現状メリハリが無い。メロディー同期型の花火、協賛花火がないので仕方ないにしろ、アナウンスで花火の解説や煽りは欲しかった。大きな花火が打ち上がった後、これで最後の花火かと席を立ちかけたタイミングが何回かあった。
少ない玉数でメリハリをつけて、飽きさせずに打ち上げるやり方として、伊勢原の市民花火大会なども参考になるのではないかな。
まあ、結構ギリギリに行っても正面から花火が見える席が取れるということでは、平塚の花火大会と同様に優れているかも。あとは、圏央道をどうにか。なんだか打ち上げ中に走っている車も、目先に花火が見えて運転の気が散るのではないだろうか。
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