本厚木駅から小田急小田原線にゆらゆら乗って、20分程度でたどり着く秦野駅。この秦野盆地の玄関口とも言える秦野駅から南側に歩いた今泉という住所に、関東三大稲荷の一つに数えられることもある白笹稲荷神社がある。といった情報は以前同社の初午祭レポートの中で書いていた。
白笹稲荷神社の色々境内イベント
初午祭は白笹稲荷の境内で行われる年中行事の内ひとつであるが、それ以外にも境内を利用して行われる、神事ではないイベントがちょくちょくあるという。たとえば今年4月1日に開催されている”ちゑのわ市”というのは、近隣地域からフードとクラフトの出店者を集め投げ銭ライブなども行ったいわばミニ大磯市のような催しであり、また昨年今年と秋口に開催した/する”こんこん市”というのも同様にフード&クラフト&ミニライブがセットになった催しだ(ちなみに今年は11月26日に開催されるという)。白笹稲荷神社の境内というのは大磯市やカミイチの会場よりは狭いものの、神道の行事に限定されない色々なマーケットイベントの会場として採用されるようになっているようである。確かに、集客力もそこそこある初午祭の会場として白笹稲荷神社を知っている人であれば、イベント会場として同社境内を使うと聞けば大体の行き方も思い浮かぶ筈だ。
定期的に行われる骨董蚤の市
その他白笹稲荷神社境内を使ったマーケットイベントとして定期的に行われ知名度を増しているのが、毎年の祝日に開催される白笹稲荷骨董蚤の市である。骨董蚤の市はその名の通り骨董品のマーケットであり、階段を上った拝殿前スペースに骨董品の露店とフードの移動販売露店が出るほか、大鳥居をくぐった参道にもずらりと骨董品の露店が並ぶ。
骨董品として並べられているのは、置物や掛け軸などのザ・骨董といった品から、陶磁器や古銭類やホーロー看板、はてはCDや古雑誌に到るまで。本当に蚤の市といった混在具合である。
特筆すべきは、このイベントの開催時間が朝6:00から16:00までとされていることである。近隣の住民などの、早朝に神社にやってきてお詣りをするというスタイルにも対応して開始時間が早められているのだろう。このイベントの存在を知らずにたまたま祝日に神社を訪れて、何やら参道が賑わっているなというように参加する人も多いかもしれない。賑わいをまた楽しみたければ、祝日を狙って再訪すれば良いわけである(一応、主催者ホームページにて開催を確認していった方が良いけれども)。
年内の開催は、あと11月23日(木)の勤労感謝の日と12月23日(土)の天皇誕生日だろうか。神社からさらに南に足を延ばせば紅葉の名所である震生湖もあるので、晩秋の祝日の遠出の選択肢としてはどうだろうか。
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