関東三大稲荷 白笹稲荷神社の初午祭に行ってきた

白笹稲荷神社初午祭の参拝列 イベント
白笹稲荷神社初午祭の参拝列

日本三大稲荷と言えば、伏見稲荷とその他2社(チョイスはご自由にどうぞ)。一方関東地方という括りでも、関東三大稲荷と呼ばれるスゴい稲荷グループが存在する。構成員は茨城県の笠間稲荷神社、東京都の装束稲荷神社、そして秦野市の白笹稲荷神社。我らが厚木以西ファンクラブとしては、秦野にある白笹稲荷神社を最重要視しておこう。たとえばロマンスカーが本厚木駅を通り過ぎてしまった後に突然稲荷神社に参拝したくなったとしても、秦野駅で下りればわざわざ引き返す必要は無いのだ!

白笹稲荷神社ってどんな稲荷?

白笹稲荷神社は、秦野市の今泉と呼ばれる住所に存在する。今泉という名前が示唆するとおり、神社の境内には湧き水が湧いており信仰の対象となっている。住所関連で言えば、秦野市の”秦”から秦氏が持ち込んだ稲荷信仰という結びつけもできるが、当神社と伏見稲荷を頂点とする稲荷信仰との明示的な結びつけは1774年(安永3年)からのようだ。平安時代の延喜式神名帳には載っておらず、江戸時代終わりの新編相模国風土記には記載がある。もしかしたら、現在よりもう少し小振りで原始的な信仰をされていた期間が長かった神社なのかもしれない。

神奈川県秦野市今泉1089

初午祭ってどんなお祭り?

そんな白笹稲荷神社で、年間を通じて最大のお祭りが初午祭(はつうまさい)だ。初午祭は稲荷神社に特有のお祭りで、伏見稲荷のある稲荷山に祭神が最初に降臨した日が2月最初の初午であったことにちなむものだ。2月中の午の日ごとに、一の午、二の午と呼びそれぞれが祭日となる。今年の一の午は2月12日だった。
白笹稲荷神社の初午祭には、神奈川県エリアを中心として様々な場所から参拝客が訪れる。開催日近くなると小田急線の駅に紅白の色使いのポスターが貼られるので、ずっと気になっていたという方も多いだろう。

白笹稲荷神社に秦野駅からアクセス

白笹稲荷神社の最寄駅は、小田急小田原線の秦野駅。駅から歩いても15分程なのだが、路線バスを使う場合は秦野駅の北口バスターミナルで震生湖方面に行くバスを捕まえる。初午祭の際には白笹稲荷神社行きの直行便も運行していて、16:00まで便がある。

こっちは南口。ここから出るバスは白笹稲荷神社に行かない

こっちは南口。ここから出るバスは白笹稲荷神社に行かない

白笹稲荷神社初午祭の賑わい

初午祭の日には、普段は閑静な住宅街の中に埋没していると言える白笹稲荷神社の参道にも、沢山の露店が出される。神奈川県内の他の祭で見かけるような屋台に加え、植木市や何故か神奈川産でもない海産物を売る店が多い。

白笹稲荷神社初午祭の露店1

白笹稲荷神社初午祭の露店1

初午祭で海産物を買って帰ると縁起が良いのか。この辺りの謎は地元の人に聞いてみないと判らない。

通常の屋台もある。お祭り価格!

通常の屋台もある。お祭り価格!

五穀豊穣・商売繁盛を祈祷しよう

鳥居をくぐって境内に入っても、露店の並びは続く。稲荷信仰は商売繁盛とも結びついているので、境内に飲食できるテントを設営したりすることにも寛容なのかもしれない。
参拝列は待ち時間20分程だっただろうか。ご年配の方や家族連れが多かった。彼らは商売繁盛の祈祷で来たのか、あるいは元々の稲荷師信仰である豊作祈願だろうか。中にはパワースポット的ご利益にあずかるためにやってきた人も居るかもしれない。

白笹稲荷神社初午祭の参拝列

白笹稲荷神社初午祭の参拝列

油揚げを買ってお供えしよう

油揚げを買ってお供えしよう

いずれにしろ、稲荷信仰の少し呪術的な暗いイメージが無く、とってもオープンなお宮であると感じた。白笹稲荷神社の初午祭に足を運んで、その後震生湖や弘法山などの秦野市名所をハシゴしても面白いかもしれない。

なお、私は参拝後この白笹稲荷神社の近辺にある名物料理を食べるために再び足をのばすのである。ということで、後編(白笹うどん編)へと続く!

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