厚木市が行政梃入れで再生した、本厚木の旧パルコ、現アミューあつぎ。オープンこそ派手に祝われたものの、その後のあまりやる気のないプロモーション（映画.comシネマを除く）のせいか、大層賑わっているとは言い難い状況下に置かれているように感じる。一応WEB上のプロモーションとしてはホームページがあり、また公式Facebookページがある。Facebookの方は最近随分更新がされるようになってきたものの、ホームページのトップを見ると依然5月頃の更新情報がニュースとして載っていたりして、商業施設として競争に参加している意識が本当にあるのか、疑問を感じないでもない。
アミューあつぎの初売りセール開催
そんなアミューあつぎの極端に静的なホームページを訪れて更新箇所を見つけると、アハ体験がある。今回見つけたのは2015年の初売りのお知らせ。アミューあつぎでは、1月2日（金）10:00の営業開始とともにザ・バーゲンと銘打ったセールを企画しているようである。セールは12日（月・祝）までとなっており、対象品は分からないが最大で70%OFFのセールとなるようだ。
各店舗で福袋などは出るのだろうか？初売りセールではそういったところの情報も欲しいのだが、一覧で見られるようなチラシがない。チラシさえ刷っておけば、上階のサービスを利用して降りてくる層に手渡して、存在を周知することも出来そうなものだけど。
1月終わりに予定のイベント ウィンターフェスティバル
一方、1月31日（土）・2月1日（日）に予定されているイベント、アミューあつぎウィンターフェスティバルについては、具体的なチラシを用意しているようだ（PDFリンク）。こちらの催しは、厚木市政60周年記念イベントと冠しているとおり、行政主導イベントとして予算が出るのだろう。チラシに書かれた内容を見ても、ワゴンセールという店舗横断企画があり、また映画.comシネマの企画もあり、アミューあつぎ全体で連携する理想的なイベントになっている。
でも、この催しはたとえばかながわフードバトル、たとえばあつぎ国際大道芸といった本厚木を盛り上げるイベントと同様のものを、アミューあつぎという不利に置かれている施設の梃入れという目的のためだけに打ち出すに等しいわけで、それって結局本厚木の盛り上げになっているのか？というリソース配分への疑問が残る。1月終わりという日程がどのように決定されたのか、他の行政主導イベントとの兼ね合いがあるのかわからないけれど、商業施設としては不利な時期に梃入れを行うより、正月の初売りのように小売カレンダー的に絶対有利となるタイミングに極力リソースを割いて、有利をさらに有利にするというのが普通じゃないのか？という気がする。
アミューあつぎの存在が段々よくわからなくなってきたけれど、一応初売りとウィンターフェスティバルには初回ということもあり、興味半分で足を運んでみようと思う。ちなみにウィンターフェスティバル中、映画.comシネマの一部の上映は500円、中学生以下は無料ということ。これ初売り中に、”正月番組ボイコットキャンペーン”としてやればいいのに！
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