高座郡寒川町。神奈川県高座郡に残された最後の市町村である寒川町には、相模国一宮として県下に広く知られた、寒川神社がある。
寒川神社の場所の謎
寒川神社があるのは、JR相模線の宮山駅と寒川駅の間。”寒川”神社なのに、宮山駅からの方が近く、境内までは徒歩10分程の距離だ。ただし、正式に参拝する場合は一の鳥居から参拝路を辿らなければならないので、その場合寒川駅からの方がやや近い。寒川駅を参拝のスタート地点とする場合なら、帰りの切符は買わない方が良いかもしれない。
で、随分とアクセスの悪そうなところに一宮があるものだと不思議に感じられるが、実は古代には寒川神社の周辺まで相模湾が来ていたらしく、往時にはアクセスも良い場所であったそうな。また、茅ヶ崎市・平塚市の相模川沿い部分はほとんど海だったらしく、JR相模線の宮川と寒川の間の不自然な曲がり方は、相模線が終点の茅ケ崎駅まで古代の海岸線沿いを走っているかららしい。
古代に相模線があったのか?は疑問なので、眉唾な説ではある。
寒川神社の謎のご利益
寒川神社の祭神は、寒川比古命と寒川比女命となっている。この神様の名前は、地名をもじったゆるキャラ名のようなもので、本当の祭神は不詳なので仕方なく用意した祭神である可能性が高い。
この神様のご神徳は、関東地方では珍しい”方除け”、”八方除け”というもので、方角を原因とする災難を取り除いてくれる。
また、TV番組の視聴率祈願の神社としても有名?なのかもしれない。各所でそう紹介されているのだが、大抵のトンデモご利益にありがちな、伝統的なご利益を絡めたこじつけの説明も無く、また視聴率祈願かなった実例として挙げられている番組名も少ない。したがって、その信憑性はキンシオでネタになる程度のものなのではないかと、個人的には思っている。年またぎスペシャルで登場したし。
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寒川神社で見られる桜
寒川神社の境内には、そこまで桜の樹は多くない。一応狛犬の脇の目立つところに植えられており、観光パンフレット等の写真ではいつもこの桜が被写体となっている。
また、ヨコハマヒザクラという赤みの強い桜も植えてある。撮り忘れたのが残念。
1kmにおよぶ参道にも桜がちょくちょく植えられている。むしろ参道の桜が有名である。写真を撮ろうと思うと、車の行き来が多くて上手く撮れないのだけれど。撮り忘れた言い訳です。
その代わりに、寒川神社のすぐ隣を流れる目久尻川沿いに春らしい風景を見つけたので紹介する。
目久尻川の土手にはずっと菜の花の群生が続いているので、春にはこのような絶景を各所で楽しめる。
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