二宮町から相模湾・富士山を一望 吾妻山公園

展望台! 公園
展望台!

中郡二宮町。中郡の中でも、大磯町の陰に隠れてどちらかというと目立たない方の二宮町である。かつての相模国府や明治政府要人別荘があった大磯町には、歴史的重要性の高い史跡などが点在しており、観光名所が充実していると言える。また、月例イベントの大磯市などで比較的若年・壮年層に対してもアピールができており、移住先としても人気である。
一方、二宮町の観光名所ガイドなどを見ると、幾分寂しい感じがする。二宮町らしく二宮尊徳にまつわる史跡でもあれば良いのだが、残念ながら隣の小田原市栢山の出身。アピールできる名所は非常に少ない。

二宮町きっての名所 吾妻山公園

そうしたなか二宮町の観光ガイドでよくプッシュされているのは、吾妻山公園という公園だ。この吾妻山公園は小高い山の山頂に位置しており、相模湾や富士山を一望できる名所として名高い。二宮駅からも歩ける距離にあるので、ひょんな思いつきで西湘の四季を感じるために訪れてみるのもよいだろう。

吾妻山公園

この公園への登山口は4箇所あり、二宮駅に近いのが”役場口”、吾妻神社の参道にあたる”梅沢口”、北側にある”釜野口”、それから”中里口”となる。国道1号から見つけ易い、”梅沢口”から登ってみることにした。まずはJRの線路を跨線橋で超える。

梅沢口へ続く跨線橋

梅沢口へ続く跨線橋

吾妻神社参道を兼ねた道は、石段もあって幾分登り易い。ただ、日頃全く運動をしない人間(わたしのことです!)が舐めてかかると泣きを見ることになるだろう…

吾妻神社参道を兼ねる

吾妻神社参道を兼ねる

吾妻神社の境内まで至ったら、頂上はもうすぐ。吾妻神社はヤマトタケルの東征伝説に由緒を持つ神社で、奥さんの弟橘媛が嵐を鎮めるために海中に身を投げ、その櫛が流れ着いて祀られた地であるとか。梅沢口というのも、櫛を”埋め”たことに由来するらしい。ホントかね?

頂上の芝生広場

頂上の芝生広場

頂上には開放感溢れる芝生が広がっている。展望台もあり、眼下には相模湾沿いにぎっしりと立ち並んでいる家々が見える。絶景絶景。

吾妻山山頂の道を進むと

吾妻山山頂の道を進むと

展望台!

展望台!

西湘を一望する

西湘を一望する

菜の花と富士山の共演が一番の売り

夏に訪れてみると菜の花は影も形もなかったが、季節になると一面に黄色い花が咲き誇り、遠くに見える富士山と共演する図が見られるらしい。菜の花が見られるのは、なんと1月頃から。なにかと鬱になりがちな冬に、鮮やかな黄色い花が咲き誇り迎えてくれる。それだけでもこの公園に訪れる価値はありそうだ。
さらに4月頃になると桜が咲き誇る。相模湾と富士山を見ながら花見としゃれこめるだろう。日本酒が呑みたくなるね!

ほかにも、ジャンボエイト2と呼ばれるローラー滑り台があったり、うさぎ園があったりするらしい。派手な名所ではないけれど、のんびりできそうでいいじゃないですか。

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