本厚木駅徒歩0分で角打ち 中村屋 独りビアフェスも可能!

本厚木「中村屋」店の外観 商業施設
本厚木「中村屋」店の外観

厚木伊勢原あたりではよくある体験として、何の変哲もないように見える店が、実はとんでもなく奥深かったりというものがある。
当サイトで紹介した例を出すのならば、愛甲石田駅前のサークルKサンクス愛甲石田駅前店。何の変哲もないサークルKサンクスだと思って扉をくぐると、豊富な酒類と角打ちスペースが控えている。また、伊勢原市のアクセスの悪そうな場所にある何の変哲もないセブンイレブン。実際店内に入ってみると、全国全く関係ない地域の物産をこれでもかと集めたセレクトショップがあったりする。
今回紹介するのは、本厚木駅に付属し、一見何の変哲もないタバコ屋に擬態したとんでもない店である。

駅徒歩0分のタバコ屋店内で角打ち

本厚木駅の北口を出て、そのまま本厚木の街には興味を向けず、回れ右する。すると、いかにもタバコ屋といった感じの赤字に白文字で、「中村屋」と書かれた看板の店がある。タバコ屋としてイメージされる通りこぢんまりとした店構えで、まず駅前一等地にこういったタイプのタバコ屋が残っていることに少し驚く。

本厚木「中村屋」店の外観

本厚木「中村屋」店の外観

まあ、駅にタバコ屋が付属していていけないことはないだろうから、ここまでならばなんとか普通のエピソードである。だが、普通のタバコ屋と思って通り過ぎようとすると、「立ち呑みスペースあります」と書かれた看板に気付いて、おやっと思う。さらにその看板に並んで店先に出されているのは、厚木市の地ビールメーカー、サンクトガーレンののぼり。そして、メニューの書かれた黒板には、酒屋で見ることも珍しい海外ビール(特にドイツビール)の銘柄が紹介されているのだ。

これは…店内で独りビアフェスをやれということだろうか

ドイツビールの銘柄も、バイエルン州あたりの、オクトーバーフェストで出てくるような銘柄である。角打ち需要というのはどちらかというと年配の方が、仕事帰りにワンカップや国産ののどごし重視のビールで、安いツマミでひっかけたいというものであったりと予想されるが、このお店のラインナップは全く別の方向を向いているような気がする。もちろん店内で注文してブルストやアイスバインが出てくるわけではないから、ドイツビールに合うツマミを無理矢理スナック菓子のラインナップの中から発掘しないといけない(笑)。おまけに長居すると追い出されるので、一発勝負が肝心だ。このお店は本厚木駅前の一等地で、角打ちの常識にとらわれない挑戦者をずっと待ち続けているのかもしれない!

誤解を生じるといけないので付け加えておくと、一応国産のどごし重視ビールも揃えているし、ワンカップもある。ただ、店の奥に控える酒のラインナップが、地酒であったり珍しい酒であったりと異質であるため、角打ちの常識にとらわれない挑戦が可能なのである。買って帰って家で飲めよ、と言われればまあそれまでだけれども。

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