二宮町の観光名所吾妻山公園からは、西湘の海を見渡せる上に遠く富士山を拝むことが出来る。加えて訪れる時期によってはその季節を代表するような草花が見られて愉快。そういった紹介を以前の記事において行った。とりわけ1月中には、珍しい早咲きの菜の花に巡り会うことが出来て、一足先に春の光景を眺めることが出来る。なんと素晴らしい公園じゃないか!と、そのように褒めてしまった手前、吾妻山菜の花ウォッチングと名付けられたイベントウィークには足を運ばなければならない。そこで、行ってきた。
吾妻山菜の花ウォッチングについて
吾妻山菜の花ウォッチング2015の期間は1月10日(土)〜2月8日(日)。東海道線の駅などにポスターが貼られていたかもしれない。この期間中には、特に週末に色々な催し物がある他、JR二宮駅北口前の町民会館で特産物の販売なども行っている。おそらく二宮町が一年で一番盛り上がっている時期だろう。
菜の花ウォッチングレポート 〜特産物販売編
ということで、前回の訪問では吾妻神社参道である”梅沢口”から登山したのだが、今回は二宮駅北口から町民会館・町役場を経由して登る”役場口”から登山してみることにした。
二宮町民会館で行われている特産物の販売は、こんな感じ。
学校の体育館のような建物である。普段はどのような使い方をされている建物なのか気になる(選挙の投票所とかかな?)。二宮町の特産物は海のものもあり、山のものもありといった感じで、干物やみかん等の食品がならんでいた。その他に地元の有名店ということなのか、パンや練り物、弁当、果ては輸入ワインまでならんでおり、バリエーションが多かった。逆に言うとイチオシ的なものが見えにくく、初めて二宮町を訪れた人が何を買って帰ってよいのかは分かりづらかっただろう。
その場で食べられるものも販売しており、会場の真ん中にある机に座って食べることが出来るようになっていた。1杯100円のしらす汁があったので購入して食べてみる。まあ、感動的なものはなかったけれど、暖まる。
主役のしらすよりも、ねぎの味の方に心奪われたかもしれない。なお野菜類は町民会館より奥にある倉庫のような建物で販売しており、そちらではうどんやそばのテイクアウトもあった。
菜の花ウォッチングレポート 〜登山編
さて、あまり食べ過ぎないように気をつけて登山である。何故か斜面に建てられている町役場を横目に、登山口のゲートをくぐる。
梅沢口とは異なり、コンクリート製の階段をずんずん上っていくことになる。こちらの口の方が登り易く、足に負担がないかもしれない。ほどなく中腹の広場にたどり着いた。そしてそこにあったのはジャンボエイト2という名前のローラー滑り台。1回100円で滑ることが出来る。
ジャンボエイトでない方の登り口から登ると、またほどなくして頂上に着いた。登ってから思うのだが、頂上まで登山道の分岐が多くて分かりにくいかもしれない。
早咲き菜の花の花壇は、南側と東側のへりにある。したがって相模湾を望んで菜の花が写る写真と、富士山を望んで菜の花が写る写真を撮ることが出来るだろう。もっとも、意外なことに多くの訪問客がいるため、宣材写真のような人物の写らないような写真はなかなか撮りにくいだろう。
沢山の訪問客がいても、吾妻山公園がのどかであることは変わりない。一足早い春の訪れを楽しみにやってくる人が沢山いるということで、豊かな気持ちになれた週末でした。
コメント