大磯町で毎月第三日曜日に行われる月例イベント「大磯市」。朝の9:00から14:00までという午前中を中心として行われるイベントなのだが、7月から9月までの3ヶ月間は、日中の暑さを避けて「大磯市夜市」として開催される。
先日大磯市夜市をぶらぶら見て回っていると、大磯町のゆるキャラである、「いそべぇ」を見つけることが出来た。いそべぇはあまり遠方のゆるキャライベントに出張することがなく、神奈川県民でも知っている人は少ないだろう。極彩色で目立つのに。そんないそべぇを紹介して、開催中のゆるキャラグランプリでの投票PRに加担しよう。
いそべぇ基本スペック
名称 | いそべぇ |
出身 | 不明(明治から昭和初期の時代) |
活動開始日 | 2012年4月 |
モチーフ | アオバト |
ゆるキャラグランプリ 最高成績 |
286位 |
いそべぇ備考
いそべぇのモチーフはアオバト。アオバトというのは大磯町の海岸に毎年飛来する鳩で、体色が黄色〜黄緑色あたりの目立つ色であるのが特徴だ。ちなみに何故海岸に飛来してくるのかというと、岩場で海水を舐めて塩分を補給するらしい。
いそべぇには彼女がおり、「あおみ」という名前のキャラクター。2羽セットで唐突に登場し、名前の募集を行っていそべぇ&あおみになった。その割には、最近あおみを見かけない(笑)。あおみの外見上の特徴、つばの大きなモダンガールっぽい帽子に象徴されるように、このキャラクターは明治から昭和初期の、大磯に海水浴場ができた時代からタイムスリップしてきたという設定らしい。
いそべぇの写真 於大磯市夜市
極彩色である。愛されるゆるキャラになるためにはあまりにも眩しすぎる。アオバトの実際の体色に忠実にした結果かもしれないが。おそらく3年後くらいには色がくすんできて、丁度アオバトの体色になるのだろう。
髪型は波をモチーフとしているらしい。生気のない瞳と、季節外れの海水浴ですっかり紫色に変色してしまった唇のような色のくちばしが不気味感を演出する。両の翼(これも極彩色の緑色である)に赤い日の丸が描かれているのは、零戦しか想像できないのだが、何か関係があるのだろうか…
いそべぇの裏側である。割とえげつないところに空気穴がある。背中部分はマント状になっており、裏表が同じという単調さは避けられているものの、別に大磯町らしい意匠を盛り込んでいるわけでもない。
むしろ、このゆるキャラのアピールポイントは「あおみ」の方に固まって存在しているのではないかと思うのだが…あおみの着ぐるみがないため、極彩色のキャラクターとしてしか人々の記憶に残らない。
「磯ボー」も居る
大磯町の公式ゆるキャラがいそべぇだが、大磯町には他に「磯ボー」というキャラクターも居る。大磯小学校のマスコットキャラクターという、いそべぇよりさらにローカルなキャラクターだが、ゆるキャラグランプリにも参加している。大磯のうりぼうだから磯ボー。
そうなると、その内大磯のゆるババア「磯婆」なんてのも登場するかもしれない。大磯ロングビーチではしゃぐカップルに手痛いしっぺ返しを加えるババア、磯婆。